ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、欧州連合(EU)首脳会議出席のため訪問したブリュッセルで記者会見し、北朝鮮が兵士や専門家ら計約1万人をロシア側に送る準備をしていると明らかにした。北朝鮮軍の要員が「ウクライナのロシア占領地域に既にいる」とも訴えた。
ゼレンスキー氏はロシアのプーチン大統領が世論を警戒して国内での動員を恐れていると指摘した。
会議では、加盟国の首脳に対ロシア戦争の「勝利計画」の内容について演説し、支援継続を求めた。首脳らはウクライナに対する軍事や経済面の支援継続の決意を再確認する見通し。首脳会議は18日まで。
ゼレンスキー氏は9月の米国訪問、10月の欧州歴訪で各国首脳と会談し、勝利計画の内容を直接説明してきた。EUの全27加盟国の首脳が集まる会議で改めて提示し、計画を支持する国際世論を形作る狙いがある。
ゼレンスキー氏は「今すぐ勝利計画に着手すれば、来年にはこの戦争を終わらせることができる」と強調した。(共同)
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