東京電力福島第一原発の処理水のモニタリングのため、IAEA=国際原子力機関が行った海水の採取に中国の専門家が参加しました。

IAEA=国際原子力機関は、福島第一原発の処理水の海洋放出をモニタリングするため、7日から15日にかけて原発周辺で海水を採取したと発表しました。

中国と韓国、スイスの分析機関の専門家も参加したということです。

日本と中国は先月、中国が全面停止してきた日本産水産物の輸入再開に向け、モニタリング体制に中国などが参加できるよう体制を拡充することで合意していて、拡充後に中国側の専門家が参加するのは初めてです。

ただ、中国側は「合意は輸入を直ちに再開することを意味しない」としていて、今後、輸入再開が着実に進むかは不透明です。

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