イスラエル軍の攻撃により破壊された建物=レバノン南部ナバティエで2024年10月16日、ロイター

 レバノン南部ナバティエで16日、イスラエル軍が市庁舎を空爆し、市長を含む少なくとも6人が死亡した。ロイター通信などが伝えた。レバノンのミカティ暫定首相は「市内の公共サービスや支援状況を協議する会議を意図的に狙った」と非難した。

 中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」などによると、空爆では周辺の住宅も破壊された。一方、イスラエル軍は16日、ナバティエでイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点数十カ所を空爆し、保管していた武器などを破壊したと主張している。

 ナバティエでは12日夜から13日にかけても空爆があり、火災によりオスマン帝国時代にできた歴史的な市場が破壊された。【カイロ金子淳】

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