中東のエジプトで日本が資金面などで支援にあたる大エジプト博物館の常設展示ブースが新たに試験的な運用を開始しました。1万点以上の作品が来場客を出迎えます。

 16日から試験運用が始まったのは、ギザのピラミッド近くにある大エジプト博物館の常設展示ブースです。

 日本が資金や技術面で支援にあたっていることから、在エジプト日本大使館の岡浩大使らが招かれ、責任者のアーテフ氏と記念撮影などに臨みました。

 大エジプト博物館は2012年に建設が始まり、これまでは一部の遺構だけを見ることができましたが、新たに開館した常設展示ブースでは信仰、王朝の繁栄、社会の状況などテーマごとに1万点以上の作品が楽しめるということです。

 時期は未定ですが、今後、ツタンカーメンのマスクなどが運び込まれたのち、グランドオープンを迎えるとしています。

 アーテフ氏は「日本の観光客に訪れてもらい、この博物館で築かれたエジプトと日本の協力関係を感じてほしい」と述べました。

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