ガザ地区で地域を限定した停戦をして感染症ポリオの予防ワクチンを接種する取り組みが再開されました。初日だけで9万人あまりに接種を完了したことが分かりました。
UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)は15日、ガザ地区中部で再開されたポリオワクチンの接種が、14日だけで、およそ9万3000人の子どもたちに行き渡ったと発表しました。
健康状態の悪化などから、このうち7万6300人にはビタミンAも投与したとしています。
ガザ地区では衛生環境の悪化からポリオ感染への懸念が高まっていて、9月1日から地域を限定して停戦を実施し、10歳未満の子どもたちに予防接種をする取り組みが進められていました。
ガザ地区全体では59万人以上が対象で、南部や北部でも順次接種が続くことになります。
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