イスラム組織ハマスによるイスラエルへの去年10月の奇襲攻撃について、ニューヨーク・タイムズは、ハマスがイランやイスラム教シーア派組織ヒズボラに参加を呼びかけていたと報じました。

これは、ニューヨーク・タイムズが12日、イスラエル軍が押収したハマスの秘密会議の議事録の内容として伝えたもので、イスラエルへの奇襲攻撃を計画する段階で、ハマスはイランやヒズボラに参加を要請したとしています。

また、ハマスは作戦に「ビッグプロジェクト」というコードネームをつけ、当初はおととしの秋に攻撃を予定したものの、イランやヒズボラを説得するために計画の実行を去年10月7日まで遅らせたということです。

さらに、ハマスが去年10月に実際に攻撃するまでの2年間、奇襲の効果を最大限に高めるため、イスラエルとの大規模な衝突を意図的に避けてきたと報じています。

一方、イランの国連代表部は「すべての計画、意思の決定、指揮はハマスが単独で実行し、イランやヒズボラと関連づけようとする主張は信憑性がなく、議事録はねつ造されたものだ」と報道の内容を否定しているということです。

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