投開票まで3週間あまりに迫ったアメリカ大統領選挙で、黒人有権者の間での民主党・ハリス副大統領への支持が、前回の選挙でのバイデン氏への支持と比べて大きく下回っていることが最新の世論調査で明らかになりました。
ニューヨークタイムズなどが全米を対象に行った最新の世論調査で、黒人有権者の78%が、民主党の候補者の「ハリス副大統領に投票する」と答えました。
今年7月にバイデン大統領が選挙戦から撤退する前に「バイデン氏に投票する」と答えていた人は74%で、ハリス氏に代わったことで黒人有権者の間の支持が伸びた形です。
ただ、前回2020年の大統領選挙では黒人有権者の90%が当時の民主党の候補者・バイデン氏に投票していて、ハリス氏の現在の支持はそれを大きく下回ります。
ニューヨークタイムズはこのままの状態が続けば、勝敗を左右するとみられている激戦州でハリス氏の勝利が危うくなると分析しています。
リアル・クリア・ポリティクスがまとめた主要な世論調査の平均では、7つの激戦州すべてで両候補の支持率の差が1ポイント以下となっていて大接戦が続いています。
▼激戦州の支持率10月12日時点リアル・クリア・ポリティクスまとめ
アリゾナ州 トランプ前大統領 48.4(+1.0) ハリス副大統領 47.4
ネバダ州 トランプ前大統領 48.2(+0.2) ハリス副大統領 48.0
ウィスコンシン州 トランプ前大統領 48.0 ハリス副大統領 48.3(+0.3)
ミシガン州 トランプ前大統領 48.5(+0.9) ハリス副大統領 47.6
ペンシルベニア州 トランプ前大統領 48.2(+0.1) ハリス副大統領 48.1
ノースカロライナ州 トランプ前大統領 48.7(+0.5) ハリス副大統領 48.2
ジョージア州 トランプ前大統領 48.3(+0.5) ハリス副大統領 47.8
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