イスラエル軍の攻撃によりレバノン南部に駐留する国連レバノン暫定軍に負傷者が出たことを受けて、アメリカのバイデン大統領は、イスラエルに自制を求めました。
記者
「イスラエルに国連部隊への攻撃をやめるよう求めますか」
バイデン大統領
「まったく、その通りです」
バイデン大統領は11日、イスラエル軍の攻撃により国連レバノン暫定軍に負傷者が出たことをめぐり、イスラエル軍に攻撃を自制するよう求めました。また、オースティン国防長官は10日、イスラエルのガラント国防相と電話会談を行い、国連レバノン暫定軍の安全の確保を強く求めました。
会談では、イランが今月行った大規模ミサイル攻撃を受けイスラエルが明言している報復攻撃についても話し合われたものとみられます。
また、アメリカ政府は11日、イランの大規模ミサイル攻撃を受けてイランに対する経済制裁の拡大を発表。
アメリカが違法と指摘し「幽霊船団」と呼ぶイラン産原油の海外輸送を行う船や、海運会社を制裁対象に加えました。
イランの軍事開発やイスラエルを攻撃するイスラム組織への武装支援などを制限する目的だということです。
サリバン大統領補佐官は声明で「テロリスト支援へのイランの資金源を絶つのに役立つ」としています。
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