ASEAN=東南アジア諸国連合の関連首脳会議がラオスで始まりました。中国が威圧を強める南シナ海情勢など、安全保障問題を中心に激しい議論が予想されます。
ラオスで先ほど始まったASEAN首脳会議では、南シナ海情勢などについて、加盟国が意見を交わしています。
領有権争いが続く南シナ海では、中国とフィリピンによる衝突が相次いでいるほか、先月にはベトナム漁船が中国当局の船に襲撃され、10人が重軽傷を負うなど対立が拡大しています。ただ、一部の加盟国は中国との経済的な結びつきを重視したり、米中対立への懸念からアメリカの関与を警戒したりと温度差も目立ちます。
こうした足並みの乱れは、中国が強い影響力を持つミャンマーの情勢にも影を落としていて、軍事政権の武力弾圧に歯止めをかけられないASEANの存在意義も問われています。
あすからの2日間は、日本やアメリカ、中国なども交えた首脳会議が開かれる予定で、石破総理が就任後初めての外遊で、どのような発信をするのか注目されます。
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