イスラエル軍は、レバノンの首都ベイルートにあるイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の拠点に、大規模な空爆を実施しました。

 5日深夜から6日未明にかけて、ベイルート南部にイスラエル軍の空爆がありました。

 レバノンの国営通信は攻撃は夜を徹して30回以上行われ紛争以降、最も激しい空爆だったと報じています。

 イスラエル軍は6日、ヒズボラの武器貯蔵施設などを攻撃したと発表しました。

 空爆の数時間前には、「ヒズボラの施設を攻撃する」として、近隣の住民に対して直ちに退避するよう呼び掛けたとしています。

 イスラエル軍は、地上侵攻に踏み切った南部のほか、レバノン各地で攻勢を強めていて、1日以降、ヒズボラの司令官を含む戦闘員およそ440人を殺害したとしています。

 ヒズボラも6日、イスラエルに向けてロケット弾を発射していて、さらなる戦闘の激化が懸念されます。

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