11月の米大統領選で返り咲きを目指す共和党のトランプ前大統領が「移民がペットを食べている」と陰謀論を発したことを巡って、南アフリカの歌手によるパロディーソングが話題になっている。
トランプ氏の9月の討論会での発言に音を乗せ、「猫を食べずに他のものを食べて」などと皮肉っている。曲の配信などで得た収益は、陰謀論の舞台となった中西部オハイオ州クラーク郡の動物愛護団体に寄付するとしている。
AFP通信によると、パロディーソングを制作したのは南アの歌手デビッド・スコットさん(36)。「The Kiffness」名義で9月13日、「猫を食べる フィーチャリング・ドナルド・トランプ(討論会リミックス)」と題してユーチューブで音楽を配信。10月5日までに1065万回以上視聴されている。
スコットさんはAFPに「今の状況を笑いものにするのではなく、ただのユーモアだ。音楽には負のエネルギーや極端な感情を取り払う力があると思う」と語った。【ワシントン秋山信一】
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