EU=ヨーロッパ連合の執行機関・EU委員会は4日、中国から輸入されるEV=電気自動車に上乗せする関税案について採決を行い、「必要な支持は得られた」と発表しました。

EU委員会はヨーロッパで輸入が急増する中国製のEV=電気自動車について、これまでの10%の関税に最大35.3%を上乗せする関税案を提示しています。

4日、この関税案について加盟国による採決が行われ、EU委員会は採決の結果、「必要な支持は得られた」と発表しました。

自国の自動車メーカーが中国での販売を伸ばすドイツは反対の意向でしたが、フランスやイタリアは賛成の立場を示していました。EU委員会は「中国との交渉を継続する」とも話していて、10月末までに最終決定する方針です。

一方、中国側は、EU産チーズなどの乳製品について「不当に安く中国に輸入されていないか調べる」として、対抗措置とみられる方針を示しています。

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