北朝鮮の金正恩総書記は、軍への訓示で米韓同盟を念頭に「主権を侵害する武力を使用すれば核兵器を含むすべての攻撃力の使用を躊躇(ちゅうちょ)しない」と強調しました。

 北朝鮮メディアによりますと、金総書記は軍の特殊作戦部隊の訓練基地を視察し「戦争の遂行能力で中核的な力になる」と強調し、「最強の戦闘集団」になるよう求めました。

 また、韓国で1日に行われた「国軍の日」における尹大統領の演説に目を通したとし、「北朝鮮政権の終末」に触れた発言について「核保有国家を前にして不完全な人物と思わざるを得ない」と名指しで批判しました。

 そのうえで、「敵が主権を侵害する武力を使用すれば核兵器を含むすべての攻撃力の使用を躊躇しない」と強調したということです。

画像:4日付労働新聞から

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