飲食店の店頭などに陳列される食品サンプルを、日本文化として紹介する展示会がロンドンで行われています。

 ロンドンの日本文化発信拠点「ジャパン・ハウス」では、2日から食品サンプルの作り方や精巧さなどを紹介する展示会が始まりました。

 訪日観光客にも人気の食品サンプルは日本でおよそ100年の歴史があるとされていますが、ヨーロッパではほとんど知られていません。

来場者 
「本当に感動しました。今まで知りませんでした。このアイデアが何世代も続いていることは素晴らしいことです」

食品サンプルメーカー「岩崎」 岩崎毅社長 
「多くの方に見ていただけているということは、何か見た目に魅力がある商品なのかなと改めて自分自身も感じています」

 飲食店の店頭などに陳列される食品サンプルはメニューが読めなくても見た目で分かるユニバーサルデザインで、フードロスへの対策にも役立ちます。

 食品サンプルメーカー「岩崎」の岩崎毅社長はヨーロッパでの販路拡大に向けて、まずはその存在を知ってもらいたいと話しています。

 主催者によりますと、食品サンプルの展示会が日本国外で行われるのは初めてだということです。

 ロンドンでの展示会は2月中旬まで開かれる予定です。

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