今回のイランによる攻撃に対し、中東に展開するアメリカ軍もイスラエルとともに迎撃を行いました。バイデン大統領はイスラエル支持の姿勢を改めて強調しています。
アメリカ バイデン大統領
「現在わかっている範囲では攻撃は失敗し、効果もなかったようだ。イスラエル軍とアメリカ軍の軍事力の証だ。間違えてはいけない。アメリカはイスラエルを完全に、完全に、完全に支持している」
バイデン大統領は先ほど、イランのミサイル攻撃について、このように述べました。イランに対してどのような対応を取るかについては「まだわからない」と答えています。
また、ブリンケン国務長官は次のように強調しました。
アメリカ ブリンケン国務長官
「まったく容認できない。全世界が非難すべきだ」
アメリカ政府のサリバン大統領補佐官は、イスラエル軍とともにアメリカ海軍の駆逐艦がイランのミサイル攻撃を迎撃し、現地点ではイスラエルで死者は確認されていないと明らかにしました。
また、国防総省のライダー報道官は今回発射された弾道ミサイルの数について、今年4月にイランが攻撃を行った時の2倍だったとしています。
今回の攻撃は、イスラエル軍によるレバノンへの空爆や地上侵攻に続くものですが、国務省のミラー報道官は「イランの攻撃はテロリストグループを守るための行為であり、イスラエルによる国民を守るための行為とは違う」と強調しています。
国連のグテーレス事務総長は、「中東の紛争の拡大と激化につぐ激化を非難する」とのコメントを発表しました。「これは止めなければならない。停戦が絶対に必要だ」としています。
一方、国連の安全保障理事会は、中東情勢を巡る緊急会合を2日午前(日本時間2日午後)に開くことを決めました。
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