韓国が「国軍の日」と定める1日に北朝鮮のキム・ガンイル国防次官が談話を発表し、アメリカなどを念頭に「どんな脅威からも守る万全の準備を整える」と反発しました。

 北朝鮮メディアによりますと、談話の中で韓国の国軍の日に行われる軍事パレードにアメリカの戦略爆撃機B1Bが参加飛行することなどに触れ、「どんな脅威からも国家の安全保障を徹底的に守る万全の準備を整えている」と強調しました。

 そのうえで「アメリカに対しては徹底的に力で抑えなければいけないことが私たちの不変の立場だ」と反発しました。

 一方、ニューヨークの国連総会で演説した北朝鮮のキム・ソン国連大使は「合法的な自衛権を手放して過去に戻ることはなく、『核保有国』という地位を巡って誰とも交渉しない」と強調しました。

 そのうえで、アメリカの次期大統領を念頭に「誰がやろうが、アメリカという国家の実体そのものを相手にする」と突き放したうえで「同様にアメリカも変わった我々を相手にしなければいけない」と述べ、「核保有国」を前提にした米朝関係を訴えました。

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