北朝鮮の金星国連大使は、国連総会の一般討論演説で、朝鮮半島の軍事的対立について、軍艦や戦闘機の配備によってアメリカが対立をあおっていると批判しました。

北朝鮮の金星国連大使は9月30日、国連総会の一般討論演説に登壇し、朝鮮半島の安全保障上の脅威が深刻化しているとしたうえで、「軍艦や戦闘機を配備することによって軍事的な対立をあおっているのはアメリカだ」と批判しました。そのうえで、「70年以上にわたるアメリカの敵意と核兵器による脅迫が我々に核保有という決断を強いた」として、北朝鮮の核兵器は「自衛のために存在するものだ」と主張しました。

また、「誰がアメリカの大統領になろうとも、我々はアメリカという国家に対して向き合うのであって、単なる政権とは交渉しない」と強調。11月の大統領選挙でトランプ氏が大統領に再選したとしても、トランプ氏の「個人外交」には応じない方針を示唆しました。

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