ロシアがウクライナの4つの州の一方的な併合を宣言してから2年になるのにあわせて、プーチン大統領は「すべての目的を達成する」と改めて侵攻を継続する姿勢を示しました。

プーチン大統領は、ウクライナ東部・南部の4つの州を併合すると一方的に宣言してから9月30日で2年となるのにあわせ、国民に向けてビデオメッセージを公開しました。

その中でプーチン氏は、ウクライナ侵攻に至ったのは、欧米がウクライナに対し「ロシアへの敵意をあおり、武器を供与し、戦争の準備をさせた結果だ」などと述べ、原因は欧米側にあると主張しました。

そのうえで、プーチン氏は「団結と愛国心に感謝する。すべての目的は達成されるだろう」と述べ、侵攻を継続する姿勢を改めて示しました。

一方、ウクライナ側は今年8月にロシア西部クルスク州への越境攻撃を開始。ロシア領内の軍事施設や石油施設などへのドローン攻撃を強めています。

9月29日には、南部ボルゴグラード州にある兵器庫を攻撃したと発表。この兵器庫には、前日にイランから供与されたミサイルが搬入されたとの情報があったとしています。

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