先週、アメリカ南部に上陸した大型ハリケーンによる被害が拡大し、6つの州でこれまでにあわせて102人が死亡しました。
先週、フロリダ州に上陸した大型のハリケーン「ヘリーン」はその後、熱帯低気圧に変わりましたが、各地で洪水などの被害が広がっています。
CNNによりますと、これまでにノースカロライナ州で36人が亡くなるなど、6つの州であわせて少なくとも102人が死亡。通信が遮断され、孤立している地域があると見られていて、犠牲者の数はさらに増えるおそれがあります。
特に、ノースカロライナ州とサウスカロライナ州では数百の道路の通行が不可能となり、必要な物資の搬入ができなくなっているほか、200万世帯以上が停電しているということです。
アメリカ本土を過去50年の間に襲ったハリケーンによる被害者の数では、2005年に1800人以上の死者を出した「カトリーナ」、2022年の「イアン」に次ぐ3番目の災害となっています。
こうしたなか、バイデン大統領は9月30日、ハリケーン「ヘリーン」の被災地を近く訪問する方針を明らかにしました。ただ、現時点では自らが訪れると地元当局に警備の負担がかかることなどから「迷惑がかかる」として、10月2日か3日に訪問する考えをノースカロライナ州の知事に伝えたとしています。
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