軍事政権下のミャンマーに駐在していた日本の丸山市郎大使が今月で離任し、後任となる大使が任命されなかったことが分かりました。

今月で駐ミャンマー大使を離任した丸山市郎氏は、外務省きってのミャンマー通として知られ、2021年に起きた軍事クーデター以降、軍政幹部らとの接触を続けながら暴力の停止などを訴えてきました。

外交筋によりますと、丸山氏の後任の大使は任命されず、ミャンマーに駐在する公使が代理大使を務めるということです。

日本政府としては、後任の大使を派遣すれば、軍事政権を承認したと受け止められることを懸念したものとみられます。

クーデター以降もミャンマー軍とのパイプを維持してきた日本は、欧米諸国による軍への制裁には加わらず、既存のODA事業を継続しており、国際人権団体などからは日本の対応に批判も出ています。

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