イスラエル軍は、中東レバノンにあるイスラム教シーア派組織ヒズボラの本部を攻撃したと発表しました。ヒズボラの指導者・ナスララ師を狙った攻撃とみられています。

イスラエル軍は27日、レバノンの首都ベイルート郊外にあるヒズボラの本部を攻撃しました。

大規模な爆発が起き、複数の建物が崩壊したとみられ、保健当局は6人が死亡、91人がけがをしたと発表しました。

複数のイスラエルメディアによりますと、“攻撃はヒズボラの指導者・ナスララ師を狙ったものだった”ということです。

現地テレビは、“ナスララ師が死亡した可能性があるとのイスラエル軍の分析”を報じる一方、ロイター通信はヒズボラの関係者の話として、“ナスララ師は生存している”と伝えています。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は国連総会で演説し、ヒズボラに対する攻撃を続ける意向を示しました。

イスラエル ネタニヤフ首相
「ヒズボラが攻撃を開始し、イスラエル北部の国境近くに住む6万人以上の国民が家を追われた。ヒズボラが戦争の道を選ぶ限り、イスラエルに選択の余地はない」

その上で、「イスラエルには脅威を取り除き、国民を安全に帰還させる権利がある。我々はまさにそれを実行している」と強調しました。

イスラエル軍は28日も攻撃を行っていて、“ヒズボラの兵器製造施設や司令部などを標的としたものだ”としています。

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