中東レバノンで「ヒズボラ」が使用するポケットベルが一斉に爆発した事件を巡り、ポケベルの販売に関与したとされ行方が分からなくなっている男性が国際手配されました。
ノルウェー警察は27日、ANNの取材に対してインド系ノルウェー人のリンソン・ホセ氏の行方不明届を受理し、国際手配したと明らかにしました。
ホセ氏は今月17日にレバノンで一斉に爆発したポケットベルの取引に関与したとみられる東欧・ブルガリアに拠点を置く会社のオーナーです。
関係者によりますと、ホセ氏は出張のためアメリカへ向かった18日以降、行方が分からなくなっています。
爆発したポケットベルを巡っては台湾のメーカー「ゴールド・アポロ」が製造元と指摘されましたが、ゴールド・アポロの会長は商標使用が認められている東欧ハンガリーのBACコンサルティングが製造したものと説明しています。
BACコンサルティングにはホセ氏の会社から160万ユーロ=日本円で2億5000万円以上の送金があったとブルガリアのメディアは報じています。
ハンガリーのメディアは、ホセ氏の会社がポケットベルをヒズボラへ販売したと報じています。
レバノンの治安当局者はロイター通信の取材に対して「数カ月前にヒズボラが発注したポケットベル5000台をイスラエルの諜報(ちょうほう)機関が改造し、コードを受信して反応する爆発物を基板に埋め込んだ」と話しています。
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