イスラエルがレバノンのイスラム教シーア派組織・ヒズボラの攻撃を強めるなか、日本人の退避に向け、木原防衛大臣は、自衛隊機の派遣を命じました。

レバノンには、大使館員など50人の日本人が滞在しているとされます。準備ができ次第、自衛隊機2機が、周辺国で待機することになります。

イスラエルは、北部に予備役や装甲車を集め、地上侵攻に向けた訓練も始めました。

イスラエル・ネタニヤフ首相
「私たちは全勢力をもって、ヒズボラをたたき続ける」

戦線を広げようとしているネタニヤフ首相には、批判が集まっています。

イギリス・スターマー
「イスラエルとヒズボラは暴力行為をやめ、瀬戸際から退きなさい。外交による解決を実現するには、即時停戦が必要です」

レバノンでは、この4日間の空爆により、子ども50人を含む700人以上が、すでに犠牲になっています。

レバノン・ハビブ外相
「問題はイスラエルによる占領だ。もう一度、言う。占領こそが問題だ。それ以外に言及するのは時間の無駄だ。占領が続く限り、情勢が安定せず、戦争が起きる。レバノンはすべての前線での停戦を求める」

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