インスタグラムなどを運営するアメリカのIT大手「メタ」は、現実世界にデジタル情報を重ね合わせるAR=拡張現実を搭載した初めてとなる眼鏡型端末を発表しました。

メタは25日、新たなARグラス「オリオン」を発表しました。「オリオン」の開発期間はおよそ10年におよび、眼鏡型の端末のフレームには複数の小型レンズやセンサーが内蔵されています。

視界に通話相手やゲームなどの映像を映し出せるほか、AI=人工知能が搭載されていて、視界にある食材をAIが認識し、レシピを提案してくれることも可能だといいます。

現在「オリオン」は試作段階で、今後、改良や製造コストの削減に取り組むとしています。

メタはこれまでもVR=仮想現実に対応したゴーグル型端末や、スマートグラスを手掛けていますが、ARグラスをスマートフォンに次ぐ次世代の情報通信機器と位置づけ、開発に力を入れています。

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