ロシアのプーチン大統領が核ドクトリンを変更する方針を明らかにしました。

 プーチン大統領は25日、核抑止に関する国家安全保障会議を公開し、核ドクトリンの見直しについて言及しました。

 ウクライナが西側の兵器によるロシア領への攻撃の許可を求めていることへの対応だとみられます。

 プーチン大統領は変更内容について「非核保有国によるロシアへの侵略は、核保有国の参加や支援がある場合、ロシアに対する共同攻撃とみなすことが提案されている」と述べました。

 また、ロシアに向けた巡航ミサイルや無人機、航空機の発射に関する信頼できる情報があれば核による対応を検討するとしています。

 現在のロシアの核ドクトリンはプーチン大統領が署名し、2020年6月に公表されました。

 核兵器など大量破壊兵器による攻撃を受けた場合や国家の存亡が脅かされた場合に核兵器を使用できるとされています。

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