中国は25日午前、ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を行いました。太平洋側に向けての発射は異例です。

中国国防省は25日午前8時44分、訓練用の模擬弾頭を搭載したICBM=大陸間弾道ミサイル1発を発射し、太平洋の予定海域に落下したと発表しました。太平洋側に向けての発射はきわめて異例です。

ミサイルの種類は公表していませんが、中国軍はアメリカ本土ほぼ全域が射程に入る新型大陸間弾道ミサイルDF41の開発を進めています。

関係者によりますと、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドが事前に通告を受けていたことから、今回の実験はアメリカや対中包囲網の「AUKUS」をけん制する狙いがあるのではという見方も出ています。

林芳正 官房長官
「中国側から日本側に事前の通報はなかったと承知をしております。中国による個々の発射の意図につきまして、確定的にお答えすることは差し控えます」

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