台湾当局は25日、これまで続けてきた福島県産などの食品の輸入規制を緩和し、日本で生産した食品はすべて輸入が可能になりました。

 台湾当局は2011年3月に起きた福島第一原発の事故を受け、日本産の食品の輸入規制を開始。おととし2月には大幅に緩和しましたが、その後も福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5つの県産の野生鳥獣の肉やキノコなどへの規制は続いていました。

 台湾当局が今回、こうした食品の輸入の解禁に踏み切ったことで、日本で流通している食品はすべて輸入が認められることになります。

 一方、日本産の食品に「産地証明書」の提出を求める措置は続けるほか、5つの県産の食品にはさらに、放射性物質の検査報告書の提出も義務付けるということです。

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