ロシアの新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)「サルマト」の発射施設で今月、大きな爆発があったことが衛星画像で明らかになりました。

 アメリカの衛星画像会社「マクサー・テクノロジーズ」は、ロシア北部にあるプレセツク宇宙基地のミサイル発射場を21日に撮影した衛星画像を公開しました。

 発射場に直径約60メートルのクレーターが写っていて、周辺に大きな被害が広がっていることから、衛星画像の研究者らは新型ICBM「サルマト」が発射直後に爆発したとみられると分析しています。

 サルマトはアメリカの既存のミサイル防衛システムを突破できる次世代のICBMと言われ、2022年にプーチン大統領が発射実験の成功を発表しました。

 しかし、発射成功はこの1回だけで、ワシントンポストはアナリストの話として、ロシアのウクライナ侵攻後、西側諸国などの制裁によって生産の長期化と損失の増大を招いていると分析しています。

画像:Maxar Technologies

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