トランプ前米大統領の不倫口止め疑惑に絡む事件の公判が２３日、ニューヨーク州地裁で開かれた。トランプ氏は短時間の休廷中、自身のソーシャルメディアでメルシャン判事を批判し「担当を外れるべきだ」と投稿した。
トランプ氏はこれまでも公判の前後、法廷前の廊下で記者団に判事への不満をぶちまけてきた。休廷中の投稿でも起訴や公判は自身への政治的な迫害だと強調する狙いがありそうだ。
判事はトランプ氏に検察と地裁の関係者の職務を妨害する発言を禁じるかん口令を出しているが、トランプ氏は言論の自由を奪われ「いかさまな裁判だ」と訴えた。かん口令は、判事自身への言及は禁止していない。
この日は２０１６年大統領選前にトランプ氏に不利な情報の隠蔽に関与したとされるメディア企業の元社長の証人尋問が続いた。（共同）
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