23日に米ニューヨークであった上川陽子外相と中国の王毅・共産党政治局員兼外相の会談について、中国外務省が概要を公表した。
中国外務省によると、王氏は会談で深圳日本人学校の男子児童刺殺事件について、「中国は法に基づき調査処理し、これまで通り在中外国人の安全を守る」と強調したうえで、「日本側は冷静かつ理性的に対処すべきで、（事件の）政治化や増幅は避けるべきだ」と呼びかけた。
東京電力福島第1原発の処理水については、国際原子力機関（IAEA）の枠組みの下、中国も参加する形でモニタリング（監視）体制を拡充することについて触れ「有言実行すべきであり、事態を複雑化させてはならない」と述べた。【北京・岡崎英遠】
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