EU=ヨーロッパ連合の執行機関EU委員会は23日、中国政府が始めたEU産の乳製品に関する補助金調査について、WTO=世界貿易機関に異議を申し立てました。

中国は先月、EU産のチーズなどの乳製品について、不当に安く中国に輸入され、業界に損害を与えていないか調べる「反ダンピング調査」を開始したと発表しました。

これは、EUが中国製の電気自動車に追加関税を課す方針を示したことへの対抗措置とみられています。

EU委員会のドムブロフスキス上級副委員長は23日の声明で、「中国の調査は、疑わしい主張と不十分な証拠に基づいている」として、WTOに紛争解決手続きに基づく2国間協議を要請したと明らかにしました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。