岸田文雄首相は21日(日本時間22日)、訪問先の米東部デラウェア州ウィルミントンで、オーストラリアのアルバニージー首相と約35分間会談した。包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)や経済安全保障分野での協力強化を確認。「核兵器のない世界」の実現に向けて緊密に連携していくことも確認した。
岸田首相は「日豪間の特別な戦略的パートナーシップをこれからも維持・強化していきたい」と述べた。アルバニージー氏は、日豪協力をけん引してきた岸田首相のリーダーシップに敬意を表した。
また岸田首相は東京電力福島第1原発の処理水放出に関し、中国が日本産水産物の輸入を再開させることで日中両政府が合意したことを説明。アルバニージー氏は前向きな評価を示した。【ウィルミントン影山哲也】
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