レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員が使用していたポケットベルなどが爆破され、3000人以上が死傷したことを巡り、イラン革命防衛隊のサラミ司令官は19日、イスラエルは「『抵抗の枢軸』による壊滅的な報復」に直面するだろうと、ヒズボラの最高指導者ナスララ師に伝えた。ロイター通信が報じた。
抵抗の枢軸は、親イランのヒズボラやイエメンの武装組織フーシ派、イラクで活動する民兵組織を指す。イランは近隣国の武装組織を支援し、イスラエルに報復することを鮮明にした形だ。
サラミ氏は、一連の爆破についてイスラエルの「度重なる失敗」であるとし、「我々は血に飢えた、犯罪者の政権が破壊されることを見ることになる」と強調した。
ただ、イランは7月末、パレスチナ自治区ガザ地区を拠点とするイスラム組織ハマスの最高指導者が暗殺された際も、報復を「宣言」したが、現在まで目立った攻撃は控えている。【三木幸治】
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