中東レバノンを拠点とするヒズボラのメンバーが所持していた通信機器が一斉に爆発し多数の死傷者が出た事件は、イスラエルが関与した可能性が指摘されています。

 17日、レバノン各地でポケベル型通信機器が一斉に爆発し、これまでに8歳の子どもを含む9人が死亡し、2750人がけがをしました。

 中東のメディアは、イスラエルの諜報(ちょうほう)機関が通信機器の電池に、高性能の爆薬を仕掛け、遠隔で爆発させたと報じました。

 この作戦は、今週初め、ネタニヤフ首相らが出席した安全保障会議で承認されたとアメリカメディアは伝えています。

 ホワイトハウスのジャンピエール報道官は爆発について、「事前に何も知らされていない」としたうえで、中東での紛争の激化に懸念を示しました。

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