再び暗殺の標的になったとみられるアメリカのトランプ前大統領が、事件後初めて支持者の前に姿を見せ、選挙戦のライバルであるハリス副大統領からの電話に感謝の意を示しました。

アメリカ トランプ前大統領
「すごい経験をしましたよ。大統領というのはちょっと危険な仕事だね」

事件後初めてとなる選挙イベントに予定通り参加したトランプ氏は、ハリス氏から電話を受けたことを明らかにしました。

アメリカ トランプ前大統領
「きょう、ちょっと前にカマラ(ハリス副大統領)からとても素敵な電話がありました。とても素敵な電話ですよ。我々は感謝します」

また、自動車産業が盛んなミシガン州の支持者を前に、中国メーカーに対する強気の姿勢をアピールした場面では…。

アメリカ トランプ前大統領
「私は中国の自動車に200%の関税をかけて売れなくします。アメリカで売れなくするのです。どうりで私は銃撃の標的になるわけですよね」

一方、共和党の副大統領候補・バンス上院議員は、民主党やリベラルなメディアが今回の事件を招いたと批判しました。

共和党副大統領候補 バンス上院議員
「この数か月で2回の暗殺未遂があった。民主党やメディアらこの10年間、トランプ氏を攻撃し、あら探ししてきた人々に『いい加減にしないと誰かが殺されるぞ』と言うべき時だ」

こうした発言に対し、ホワイトハウスの報道官は「政治的な対立を煽るべきではない」「すべての指導者は政治的暴力を非難し、国を分断するのではなく、ひとつにまとめるべきだ」と強調しています。

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