10日に行われた韓国の総選挙は11日午後、開票作業が終わり尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領率いる与党が大敗する結果となりました。

 定数300議席を争う今回の選挙では、対日強硬派の李在明(イ・ジェミョン)代表が率いる野党「共に民主党」が比例も合わせ175議席を獲得しました。

 一方、与党「国民の力」は比例を合わせても108議席にとどまり、尹政権の「中間評価」とされた選挙で大敗しました。

 大統領の拒否権が事実上無効化する野党の200議席獲得は免れたものの、念願だった「ねじれ国会」の解消はできませんでした。

 残り3年の任期を前に日韓関係改善に取り組んできた尹大統領の政権運営が、行き詰まることは避けられないとみられます。

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