台湾の駅で歓迎を受けるツアーの参加者たち=台湾観光庁提供

 板橋、岡山、松山、竹田、大橋――。日本と台湾には同じ名前の鉄道駅が32ある。この点に着目した台湾観光庁が日台の同名駅を巡る旅を提案している。8月には体験ツアーがあり、参加者たちが台湾の文化を楽しんだ。

 ツアーは「青春・若旅2024」と題し、日本からは2000人以上の応募者の中から当選した学生や社会人が参加した。台湾の大学生らとチームを組み、8ルートに分かれて2泊3日で各駅を訪問。駅や周辺の観光地の魅力を探った。

 台湾観光庁によると、参加者らはチーム内の交流を通して互いの文化への理解を深めたほか、一部は4月の台湾東部沖地震で被災した花蓮市を訪れ、被災地を支援したいという思いを口にしていたという。台湾観光庁の担当者は「観光客の誘致や地域の観光振興につながってほしい」と話す。

台湾にある日本と同名の駅を巡るツアーに参加した人たち=台湾観光庁提供

 台湾観光庁によると、日台の同名駅は次の通り。

 中里▽大里▽桃園▽富貴▽富岡▽板橋▽松山▽亀山▽竹中▽横山▽大山▽豊富▽日南▽清水▽追分▽豊原▽大村▽田中▽水上▽新市▽大橋▽岡山▽竹田▽東海▽関山▽池上▽瑞穂▽大富▽南平▽豊田▽平和▽新城

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