討論会で議論する共和党のトランプ前大統領と民主党のハリス副大統領=米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで10日、ロイター

 米大統領選に向けた10日の候補者討論会で、共和党のトランプ前大統領(78)は争点の一つである不法移民問題について、バイデン政権が「何百万人もの犯罪者やテロリスト」の越境を許したため、治安が悪化したと主張した。また、トランプ氏は移民の流入により「ここ(米国)以外の世界では犯罪が減った」と述べた。

 一方、民主党のハリス副大統領(59)は、超党派で合意していた国境警備の法案を巡り、トランプ氏が「廃案にしろ」と保守派の議員らに圧力をかけたと強調。移民流入の責任は、トランプ氏にあるとの見方を示した。

【ニューヨーク中村聡也】

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