9日付米紙ワシントン・ポストは、中国で昨年7月に突然解任された秦剛前外相が今春、外務省傘下の出版社に配属され「下級の仕事を割り当てられている」と報じた。元米政府高官の話だとしている。元高官は降格人事だと指摘し「秦氏は刑務所には行かないが、外交官としてのキャリアは終わった」と語ったという。
配属先は外交や国際関係の書籍を扱う「世界知識出版社」。同紙は配属理由や具体的な仕事の内容には触れていない。
秦氏は習近平国家主席に重用され2022年12月に外相に就任。その後、国務委員(副首相級)も兼任する異例のスピード出世を遂げたが、23年6月下旬から動静が途絶えた。(共同)
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