イスラエルの占領下にあるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の北部ナブルス近郊で6日、人権活動家のトルコ系米国人女性(26)が、イスラエル軍に頭部を撃たれて死亡した。女性はユダヤ人入植地の拡大に反対するデモに参加していたという。事件は、イスラエルと同盟国の米国との関係に影響を与える可能性がある。
イスラエルメディアによると、軍は抗議デモを解散させるために実弾や催涙ガスを使用し、女性は頭部に被弾したという。他にも18歳のパレスチナ人が負傷した。軍は詳細を「調査中」としている。女性は、占領下のパレスチナ人を支援する国際NGOに所属していた。
昨年10月以降、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘が続く中、西岸でもイスラエル当局による取り締まりが強化され、パレスチナ人との衝突が多発。軍はパレスチナ人戦闘員を狙い、難民キャンプの空爆なども実施している。【国本愛】
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