アメリカの8月の雇用統計が発表され、就業者の伸びは市場予想を下回ったものの、失業率はわずかに改善しました。
アメリカ労働省が6日に発表した8月の雇用統計によりますと、景気の動向を敏感に示す農業分野以外の就業者数は前の月と比べて14万2000人増えました。
市場が事前に予想していた16万人程度の増加を下回りました。
また、失業率は4.2%で、前の月から0.1ポイント改善しました。
インフレに影響を与える労働者の平均時給は前の年の同じ月と比べて3.8%増で、市場予想を上回りました。
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、今月17日から2日間の日程で金融政策を決める会合を開きます。
FRBのパウエル議長は先月23日の講演で9月からの利下げ開始を事実上明言していて、雇用や物価の情勢を見極めながら、利下げの幅やペースについて判断することになります。
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