中国がアフリカの国々のトップを招いて経済協力などについて話し合う国際会議が始まり、習近平国家主席が演説で日本円にして7兆円を超える資金の拠出を表明しました。
中国 習近平国家主席
「中国とアフリカ諸国の関係は現在、歴史上最も良い時期にある」
6年ぶり、4回目となる「中国アフリカ協力フォーラム」にはアフリカの53か国から首脳らが参加しています。
開幕式で演説を行った習近平国家主席は、今後3年間でアフリカの国々に3600億元、日本円にして7兆円を超える規模の資金を拠出すると表明しました。
また、軍事的な支援として10億元、日本円にして200億円規模の資金の拠出も約束しました。
中国はこれまでもインフラ建設の支援などを通じて関係を強化し、貿易も拡大してきましたが、中国としては引き続きアフリカを重視する姿勢を示し、豊富な資源や巨大な市場を獲得したい狙いがあるとみられます。
また、アフリカの国々をめぐっては、アメリカや日本なども連携の強化に向け動いていて、中国としては対立するアメリカに対抗したい考えもあるとみられます。
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