欧州連合(EU)は22日、ルクセンブルクで外相・国防相理事会を開催し、ウクライナに対する防空装備の追加供与について協議した。ウクライナのクレバ外相とウメロフ国防相がオンラインで参加して窮状を訴えたが、追加供与の約束を引き出すことはできなかった。
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は19日、NATO加盟国が防空システムの追加供与で合意したと発表したが、EUとの議論は難航した。
ウクライナは、地対空ミサイルシステム「パトリオット」など高性能な防空システムが最低でも7基は必要だとしている。これまでに追加供与を表明したのは、13日にパトリオット1基の供与を発表したドイツのみにとどまっている。
EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は22日の記者会見で「ウクライナは自衛のための兵器が不足している。EUは行動しなければならない」と呼びかけた。(共同)
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