ドイツ自動車大手フォルクスワーゲンは4日、ドイツ国内の工場の閉鎖を検討していることを従業員に説明しました。従業員側は強く反発しています。

フォルクスワーゲンの経営陣は4日、ドイツ北部ウォルフスブルクの本社で集まった1万6000人を超える従業員を前に、経営方針を伝える会議を開きました。

中国製のEVの台頭など市場が厳しくなるなか、ロイター通信によりますと、経営陣側は新型コロナの感染拡大以降、工場2か所に相当するおよそ50万台の需要不足に直面していると説明。

販売回復は予測が出来ず、コスト削減と生産調整には1年か2年かかるとして、ドイツ国内の工場閉鎖を含む大幅なコスト削減について従業員側に理解を求めたということです。

実際にドイツ国内の工場が閉鎖されれば、1937年の創業以来、初めてとなります。

一方、従業員代表は会見で「工場閉鎖を回避する以外の道はない。激しく闘うつもりだ」と強く反発しています。

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