ゼレンスキー大統領は、ウクライナが先月から続けているロシア西部クルスク州への越境攻撃で掌握した地域について、「無期限で保持する計画だ」と述べました。
ウクライナ西部リビウの市長によりますと、4日、市内にロシア軍の攻撃がありました。7人が死亡、64人が負傷したとしています。
一方、ウクライナは先月からロシア西部クルスク州への越境攻撃を続けていますが、ゼレンスキー大統領はアメリカNBCニュースのインタビューで、この攻撃で掌握した地域について「無期限で保持する計画だ」と述べました。
プーチン大統領を交渉のテーブルに着かせるため、そしてウクライナ侵攻を終わらせるための勝利の計画に不可欠なものだと強調しています。また、激戦が続くウクライナ東部の前線にいるロシア軍を引きつけることも越境攻撃の目的の1つだと説明しています。
こうした中、ウクライナでは複数の閣僚が辞任しています。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「我々には新しい力が必要だ」
ゼレンスキー大統領は前日にも「秋はウクライナにとって非常に重要になる」「いまこそ政府機関に新たな力を与える時だ」などと話していて、近く内閣改造などに踏み切るものとみられます。
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