パレスチナ自治区ガザでの停戦などに向けたイスラエルとの交渉をめぐり、イスラム組織ハマスの幹部は、ガザからのイスラエル軍の「完全撤退」の要求について譲歩しない方針を強調しました。
ハマスの幹部オサマ・ハムダン氏は、中東アルジャジーラの取材に対し、停戦交渉に進展はないとの認識を示しました。
また、イスラエルのネタニヤフ首相が、ガザとエジプトの境界に軍を駐留する必要性を繰り返し主張していることについては、「イスラエル軍の存在は一切認めない」と述べ、譲歩しない方針を強調しました。
一方、アメリカのカービー大統領補佐官は3日、ガザで人質6人の遺体が見つかった事態を受け、「交渉を終結させることの緊急性を強調している」と述べ、停戦合意を急ぐ必要があるとの考えを示しています。
こうした中、アメリカの司法省はこの日、少なくとも43人のアメリカ人が殺害された去年10月のイスラエルへの攻撃を主導したなどとして、ハマスの最高指導者シンワル氏ら幹部6人を訴追していたことを明らかにしました。
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