南太平洋のソロモン諸島では17日に行われた総選挙の開票が進んでいますが、親中国路線の与党が過半数を獲得できないことが確実となっています。
ソロモン諸島では17日、50の議席を争う総選挙の投票が行われました。
開票作業が進んでいますが、地元メディアによりますと、これまでに46議席が確定し、中国と親密な関係にあるソガバレ首相率いる与党は12議席を獲得しています。
現在も4つの選挙区で開票作業が続いていますが、与党が残り4議席を獲得したとしても16議席にとどまり、単独では過半数に届かないことになります。
一方、野党連合はこれまでに12議席を獲得。無所属は10議席にのぼっていて、ロイター通信は、主要な政党は今週、政権樹立に向けた交渉で無所属からの支持獲得を目指すことになると指摘しています。
また、野党連合には加わらず7議席を得ている「統一党」のケニロレア氏は、選挙で勝利すれば対中関係を見直し、台湾との関係再構築もあり得るとの考えを示しています。
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