パレスチナ自治区ガザで見つかった人質6人の遺体について、イスラエル当局は至近距離から銃殺されたとする検視結果を公表しました。ネタニヤフ首相が戦闘続行を強調する一方、戦闘停止を求める市民は大規模デモを行っています。

イスラム組織ハマスに拘束されていた人質6人。ガザ南部ラファで遺体となって発見されました。

イスラエル保健省は1日、6人はいずれも至近距離から複数発の銃弾を受けたことにより死亡したとする検視結果を発表しました。「ハマスのテロリストによって殺害された」としています。

これに先立ち、ネタニヤフ首相は「代償を払わせる」と述べ、ハマスの壊滅に向け戦闘を続ける方針を改めて強調していました。

一方、市民からは政府に対する抗議の声が強まっています。

イスラエル各地では、残る人質の早期救出のために停戦合意を求めるデモが行われました。

ロイター通信は地元メディアの集計として、およそ50万人が参加したと報じていて、一部で警察との衝突も起きています。

また、イスラエルの有力労働組合は、政府に停戦合意を迫るため、2日にゼネストを実施するよう呼びかけています。

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