パレスチナ自治区ガザで、イスラム組織ハマスに拘束されていた人質6人の遺体が発見されたことについて、イスラエル当局は6人が至近距離から銃殺されたとする検視結果を公表しました。
イスラエル保健省は1日、イスラエル軍がガザ南部ラファの地下トンネルで発見した人質6人の遺体について、死因を特定するため検視を行ったことを明かし、その結果を公表しました。
それによりますと、6人はいずれも至近距離から複数発の銃弾を受けたことにより死亡したということで、「ハマスのテロリストによって殺害された」としています。
これに先立ち、ネタニヤフ首相は声明で、ハマスに「代償を払わせる」と強調していて、今後、ガザでの戦闘で攻勢を強める可能性があります。
こうしたなか、イスラエルでは政府に対する抗議の声が相次いでいます。
イスラエルの有力労働組合は、去年10月の戦闘開始以降初となるゼネストを2日に実施するよう呼びかけました。政府に停戦合意を迫ることを目的としていて、主要空港も閉鎖される見通しです。
また、テルアビブでは人質の早期救出のためにネタニヤフ首相に対して停戦合意を求める抗議デモがありました。
地元メディアによりますと、デモにはおよそ30万人の市民が参加し、一部で警察との衝突も起きています。
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