台湾総統選にも出馬していた台北市の前市長・柯文哲氏が汚職の疑いで検察当局に逮捕されました。

台北市の前市長で第2野党・民衆党トップの柯文哲氏は市長在任中に、商業施設の容積率が大幅に増やされたことに絡み、不正な便宜を図った疑いがも持たれています。

捜査当局はきのう、自宅や事務所、党本部などの家宅捜索を行い、その後、柯氏への任意の取り調べも行っていました。

台湾メディア「中央通信」によりますと、柯氏はきょう未明になって聴取を拒否したことなどから、検察側は解放することで証拠隠滅などの恐れがあるとし、逮捕したということです。

柯氏をめぐっては、1月に行われた総統選に関連し、政治献金の不適切な会計処理についても取りざたされています。

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